2020年 野口栄一


作家氏名(日本語) 野口栄一
作家氏名(ローマ字) Noguchi eiichi

出品作品名 空間測量 〇・□・△ 簇立(ぞくりつ)
作品サイズ 5×3×1m
素材・技法 FRP・アクリル・金属・石材

日本語略歴原稿
1961    埼玉県生まれ
2010    個展・ギャラリー現・銀座
2017    第五回 蔵と現代美術展・川越
2019-20  国際野外の表現展・鳩山

英文略歴原稿
1961  Born in Saitama Prefecture,Japan 
2010  One-Man Exhibition Gallery Gen(Tokyo)
2017  5th Kuratogendaiart Expressions
       (saitama)
2019-20 International Openair Expressions
       (saitama)
1961  Born in Saitama Prefecture, Jpan 
2010  One-Man Exhibition Gallery Gen(Tokyo)
2017  5 th Kuratogendaiart Expressions (Saitama) 
2019-20 International Openair Expressions (Saitama) 
       (saitama)

コンセプト
今、引っ越しの真っ最中です。中でも、本(テキスト)が厄介です。束ねるにしても、運ぶにしても、何しろ重い。本棚に置かれている時は本(テキスト)として存在していたのに、段ボールに詰められたり、紐で束ねられたりしたら、物質性が現れ、紙の集積物として捉えてしまう。その時、重い、厄介などと思っていたことが、本(テキスト)として捉えなおすと、一冊一冊に作家・編集者・印刷所、多くの人が係わった「知」の集積と考えると、重さもまた、心地いい感覚になりました。

ある作家の方の話のなかで、「海は、立っている。」(ロラン・バルト)、前後の話は覚えていないのですが、この言葉が頭の隅に残っていて本を束ねている時に思い出され、言葉を聞いた時、海に対して一般的ですが「海は、広いな大きいな。」の感覚、水平思考の捉え方から、海を垂直思考で捉える感覚に衝撃をうけました。本も束ねられて置かれている時は、紙の集積物、物質として捉えてしまう感覚、本が(テキスト)として捉えられるには、どの様な状態なのか考えさせられました。

 今回の展示は、単体、置くことを前提に制作した作品を、集め・立てる・転がすなどして展示したいと思います。また、一つ一つの作品を言葉と捉えて全体をテキストとして見て頂ければ有難いです。

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